ロビンズ・ネスト・ブログ

絵本作家,甲斐信枝さん,子ども英会話スクール,福岡市,ロビンズ・ネスト
絵本作家、甲斐信枝さん、子ども英会話スクール、福岡市、ロビンズ・ネスト

この写真のおばあちゃんをご存知ですか?

絵本作家、甲斐信枝さん、85歳です。

甲斐さんの作品「のげしとおひさま」「たんぽぽ」「たねがとぶ」「ふきのとう」名前を挙げたらきりがありませんよね。

甲斐さんの絵本は、科学絵本と呼ばれます。想像の物語ではなく、観察や科学に基づいて創るお話しのことです。

うちの子ども達が小さい頃、よく読んだ絵本達です。

写真ではないけれど、まるで本物のように細かい所まで描写してある草花の絵、その絵に添えられた言葉、私達の心が惹きつけられます。

甲斐さんの絵本のテーマの多くが道端の雑草達。ありふれた草花がよく観ると飛び切り美しい事に気づいたんだそうです。

スーパーおばあちゃんの甲斐さんは、毎日、私達の足元に
ある小宇宙を見つめ、そこに小さな「宝物」を見つけると言います。

何時間も、野原に座りひたすらスケッチをする。

美しさだけではなく、科学絵本として正確さにもこだわっている甲斐の探究心は、85歳になっても衰えがありません。

生き生きと輝いています。

甲斐と植物との付き合いは子どもの頃に遡ります。

学校より野山が大好きだった少女時代、草笛を吹いたり、種を飛ばしたり、草をおもちゃに遊び回っていました。

大人になってからは、仕事やアルバイトをしながらスケッチを続け、40歳で絵本作家としてデビュー。


ところが、隣の火事の延焼で、大切なスケッチが殆ど焼けてしまう。これ以来、甲斐さんの人生観が変わったそうです。

草花が教えてくれた事とは、

「長く生きてきた歴史の中で、自分達は安心を知っているんだ、細かな事でガタガタ思うな、安住せよ、ちゃんと時間が解決する。」

草の生き方に教えてられた甲斐さんが、この後、あの有名な絵本「雑草のくらし」を描く事になる。

空き地に5年間通い続け、どんな植物がどんな営みを繰り広げるのかを観察しました。

色んな草が生えてくるかと思いきや、1年目は、アキシバが空き地の王者に、そこに外から種が飛んできて、2年目はオオアレチノギクに乗っ取られ、3年目はカラスノエンドウがツルを伸ばして入り込んだものの、クズとヤブガラシが上から覆い尽くして天下を取ってしまう。

栄枯盛衰、戦国時代さながらの闘いが繰り広げられる。


5年目、覆っていた草を全部取り除くと、そこには、消えたはずのメヒシバが芽を出した。土の中の種がチャンスがくるのをずっと待っていた、という事ですね。

なんと逞しい雑草達でしょう。

この雑草の本を次に子供達に読む機会があれば、色々な話ができそうです。

甲斐信枝さんの溢れんばかりの笑顔の訳がわかったような気がします。

ステキな女性ですね。


福岡子供英会話スクール、ロビンズ・ネスト
筑紫野市、春日市、大野城市
福岡市 ( 平尾、香椎、六本松、西新)

代表取締役 中野 浩美

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