感染性胃腸炎の原因の１つに今流行しているノロウイルスがあります。

嘔吐、下痢、発熱、腹痛などの症状が3日前後続きます。

ノロウイルスは、生の魚介類に付いていますが、感染力が強いため人から人へと感染する場合が多いのです。

僅か30-40個のウイルスで感染します。ノロウイルスに感染した人が触った手スリやドアノブを触るだけでも感染する場合があります。

予防の基本はていねいな手洗いです。
1) 石鹸はよく泡立てる
2) 洗い残しの多い指の間とつ け根を洗う
3) 指先も指を丸めてよく洗う
4) 親指と手首は揉み込むようにあらう
5) 感染者が使ったタオルは使わない

ノロウイルスには、アルコール消毒は効かないと言われています。(インフルエンザは効く)

二次感染を防ぐためには、トイレ、ドアノブ、壁など感染者が触れた場所を消毒する事が重要です。

ノロウイルスに対しては、市販の塩素系漂白剤をつかうと消毒できます。

希釈液を作るには、ペットボトルを使うと便利です。

トイレやドアノブの消毒には、500mlのペットボトルにキャップ半分弱の2mlの漂白剤(原液濃度5%の場合)を、 便や嘔吐物が付いた床やカーペットの消毒には、キャップ2杯10mlの原液を入れれば希釈液ができます。

消毒をする際は、使い切りの手袋とマスクを着用し、換気を十分に行う事が大切です。

ノロウイルスは乾燥すると空気中に漂い、口に入って感染する事があるので、ふん便や吐いたものは乾燥しないうちに処理する事が重要です。

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代表取締役 中野 浩美