火事の消火といえば、水を先ず思い浮かべますよね。水は大量に存在しますし、熱を奪う力がとても強い、しかも環境を壊す事が無い、というのが1番使われる理由です。

しかし、震災などでは、混乱の中、水や消火剤が確保出来ないという問題が生じます。その問題を解決する世界初の消防車「空気消防車」が登場しました。

消化剤として使うのは「空気」

現場で採取した空気から酸素だけを分離して窒素などが中心となった空気で火を消すのだそうです。

物が燃焼するには17%程度の酸素濃度が必要ですが、空気消防車の空気は酸素濃度が12.5%に抑えられている為に火を消す事ができるんだそうです。

この濃度の酸素だと、現場の消防士など人体にはほとんど影響が無いのだそうです。

原料が空気で、いつでもどこでも採取でき、環境汚染も一切無く、大規模災害でも長時間使える消火装置、という事になりますよね。

素晴らしい日本の技術です。

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代表取締役 中野 浩美